2020年09月29日

素材の故郷へ ~希少な国産黒胡麻~

和素材として人気の胡麻。
黒胡麻、白胡麻・金胡麻とありますが、
その自給率は0.1%以下となり、
99.9%は輸入となっている事実は
あまり知られていません。

胡麻の生産は、機械化できる部分が少なく
手間暇の掛かる収穫作業となり
外国産と国産の価格差は10倍近くになっています。
しかし国産の胡麻が本来持つ素晴らしい香り、
味を知って頂きたい。そう思っていました。

現在進めている新商品の開発では、
「国産素材」をテーマに進めています。
そのなかで、かねて思っていた
国産胡麻の素晴らしさを
知って頂ける機会になると思い
今回、その希少な胡麻の産地を訪問しました。
台風の近づくなか、茨城県へ。

一輪咲いていた、胡麻の花。

胡麻のサヤ

刈り取られた胡麻は、ハウスで乾燥させます。

 

 

サヤの中に整然と並ぶ黒胡麻。
部屋が4つにわかれており、
乾燥すると弾けて胡麻が飛び散ります。

収穫されたばかりの黒胡麻は、美しい漆黒。
サラサラとこぼれる一粒一粒に生命力を感じます。

胡麻づくりに掛ける思い。その手間暇。
黒胡麻農家である笹目さんの
「ごまづくり、楽しいな。」
という一言が心に残りました。

10月下旬、国産黒胡麻をつかった
新しいお菓子をお披露目できると思います。
ご期待下さい。